漆陶とは、重厚で艶やかな美しさをもつ陶器に日本古来の深い色合いを持つ曙(黒)、根来(赤)の伝統的な漆を塗った器です。
曙の下地には根来の漆を塗り、一方 根来の下地には曙を塗ります。
仕上げ段階でペーパーにて丁寧に磨くことで下地の色が少し見えてきます。その後、摺り漆を塗り最後に焼くことでようやく完成します。
漆は塗る作業だけでも下地を含めて合計5回塗って仕上げられます。これらの工程を重ねることで独特の深みのある色合いが表現されています。
呉須を優しく包み込む曙と根来の輝きを知って頂きたいと思います。
酒器の店 さわらびのおすすめの逸品でございます。